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2018年12月04日

【美人起業家対談 #01】猪熊真理子✖七尾エレナ 後編

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美人起業家

美人起業家どうしの特別対談。後編の今回は、働く女性のロールモデルでもある猪熊真理子さん(OMOYA代表)と七尾エレナさん(プリンシパル代表)の、気になるプライベートに迫ります。休日の過ごし方、トレンドや美に対する意識、結婚観などのトークで盛り上がるうちに、やがて話題は理想の社会像へ――。

結婚後も安心して働ける社会とは?また、女性実業家として将来、どのようなカタチで社会にコミットしていきたいのか?これから起業を目指す女性たちへのアドバイスも含みつつ、本音で語り合います。

前編はこちら

猪熊 真理子(いのくま まりこ)

1984年生まれ、香川県出身。学生時代に女性の自信形成に興味を持ち、大学では心理学を学ぶ。2007年、株式会社リクルートに入社。会社員の傍ら、「女性が豊かに自由に生きていくこと」をコンセプトに女性支援の活動を行う。その後、2014年3月に株式会社OMOYAを設立。主に女性消費を得意とした経営・ブランドコンサルティングや企画マーケティング、組織のダイバーシティマネジメント改革、企業内の女性活躍推進などを手がける。

七尾 エレナ(ななお えれな)

1989年フランス生まれ、北海道育ち。大学卒業後、株式会社マクロミルに入社し、大手広告代理店のマーケティングリサーチを担当。2013年、スマートフォンアプリを手がけるIT企業の雇われ社長に。2015年、女性に特化したマーケティングリサーチ事業を主幹とする株式会社プリンシパルを設立。メディア向けPR調査、グループインタビュー、デプスインタビュー、会場調査などを行う。

休日も起業家の友達と過ごすのは自然体でいられるから

美人起業家

――おふたりの休日の過ごし方を教えてください。

猪熊 会社員のときのように必ず週末休み、というわけではないのだけど、休みとかちょっと自由にできる時間があれば、寝る、絵を描く、友達と会う。このどれかかなぁ。

七尾 友達と会うときは、何をすることが多いですか?

猪熊 都会の喧騒から離れたくなって、箱根とか自然のあるところにフラッと出かけたり、ちょっとした小旅行に出たり。

親友には女性起業家が多いから、旅先でお互い仕事上の緊急対応に追われることもあるけど、「なんで休みの日にまで仕事するの?」と引いてしまう相手だと、温度差があってお互い居心地よくなってしまうし。

でも起業家どうしだと「分かる、分かる。そういうときもあるよね。」と共感できるし、引かれもしないし、仕事に対してお互いに理解し合えるから助かってる(笑)。エレナちゃんは休日、何をしていることが多い?

七尾 ゴルフかバレエ。あとは、筋トレですかね。

猪熊 そんなに細いのに、筋トレ?

七尾 お尻をキュッと上げたくて。最近、重力で下がってきているので(笑)。バレエは3歳からやっているので、私にとってなくてはならないものなんです。ゴルフは最近、旅先でコースを回る楽しさに目覚めました。真理子さんは最近、何にハマっていますか?

猪熊 絵を描くことかな。アクリル絵具で抽象画を描くの。昔からの趣味ってわけじゃなく、ある日突然描きたくなって、その日のうちに文房具屋に行って絵の具とパレットとナイフを買ってきちゃった(笑)。

――情報のインプットは、何に頼ることが多いですか?

七尾 ジャンルによって変わります。ファッションやコスメはインスタで、ビジネスは書籍。経済はNewsPicksとかのWebマガジンでしょうか。

猪熊 私が情報源として一番大事にしているのは、リアルなコミュニティ。同世代で活躍する友達が集まるリアルなコミュニティをいくつか持っていて、グループチャットとかで「この記事面白いよ」などの情報がよく送られてくるの(笑)。

そういう周りのみんながオススメする記事もそうだし、友人たちが何を体験して、どんなことに気づいたのかというリアルな声も情報源かな。網羅的ではないけど、そういう信頼できる仲間からの情報を大事にしています。

「節酒、運動、自炊、昼寝」が美容の秘訣

七尾さん

七尾 ファッションに関してはSNSで小まめに情報をインプットしたり、新商品の展示会に誘われたら極力足を運ぶようにして、そこでトレンドをキャッチするようにも努めていますね。

猪熊 流行に敏感とはいえ、エレナちゃんのファッションって、いつ見ても自分のスタイルがあるよね。エレナちゃんぽいな、自分らしさをよくわかっているな、といつも感心してる。

七尾 うれしい!ありがとうございます!真理子さんはどこでトレンドのチェックをしていますか?

猪熊 大学生の頃はトレンドをひたすら追いかけていたけど、最近はジャケットを着用したり、TPOもちゃんと考えないといけない場面が増えてきて。

今の流行よりも、もっと本質的なもの、もっと自分らしいものに興味が向かっているかも。自分で描いた絵をデザインしてスカートにできるお店があるんだけど、そういう自分のストーリー性を感じられるものを自分らしく着ることに最近では意味を感じているかな。

――美容面で心がけていることがあったら教えてください。

七尾 化粧品会社のお客さまが多いので、基礎化粧品の新しい商品を取り入れてケアするようにしています。あとはお酒をあまり飲まないこと。よく運動をすること。そして、なるべく自炊をして健康的なご飯を食べること。食事は土日にまとめて作って、1週間分を作り置きしています。

猪熊 えらい!今度エレナちゃんの家に食べに行きたい(笑)。私が美容で意識しているのは、睡眠かな。私、すっごく寝るの。毎晩8〜9時間寝て、おまけに昼寝もしているから(笑)。

七尾 家に帰って昼寝をするんですか!?

猪熊 いや、打ち合わせ先やクライアント先に出ていることが多いから、「恵比寿ならここ、代官山ならここ」って感じで、昼寝ができるリフレクソロジーやマッサージ屋さんをエリアごとに把握していて、仕事の合間に訪れてる。

マッサージを受けながら10〜20分だけ昼寝をすると、集中力も企画力も回復するし。心地よく効率よく美容を保つコツは「睡眠時間の確保」だと思ってる。

七尾 効率ということで言えば、私が黒髪にしているのには理由があって。髪を染めなければ美容室に行く回数も減るし、黒髪で悪い印象を受ける人も少ない。時短とイメージアップを兼ねた戦略です(笑)。

結婚も育児も固定概念にとらわれない

猪熊さん

――さてさて、ここからはちょっと立ち入った質問になりますが、おふたりの結婚観をお聞かせください。

七尾 私は去年まですごい結婚願望があって、婚約までしたんですけど、そのときの生活が自分にとってあまり心地よいものではなくて。

仕事にセーブをかけて家事をするとかが、なんか違うと思って婚約破棄しちゃったんですよ。でも自分の中ではよい気付きだったし、じゃあどうすれば結婚できるんだろう?と考えるきっかけにもなりました。

今のところよい方法は見つからず、結婚に興味がなくなっている状態ですけど、フィットする結婚観が見つかれば結婚したいとは思っています。

猪熊 私はずっと昔から結婚願望があって、子どももほしいと思っているけど、30歳手前で一度焦るような気持ちを経験している女性って多いよね。33歳の現在は「35歳まででいいかな」とリミットが延びて、ちょっと焦りが収まっている状態。今思うのは、「どんな人とパートナーになるか」がすごく重要だってこと。

私の場合、自分の弱さとかをありのまま見せられて、ともに尊敬し合えるパートナーがいたらとても素敵だなと思ってる。

――仕事をしながら育児をするとなった場合、理想のカタチみたいなものはありますか?

七尾 相手が合意してくれればの話ですが、週末婚とかも悪くないかな、と思っています。育児は1週間ごとに交代でするとか。とにかく固定観念にとらわれない新しいカタチを探していきたいですね。
七尾さん

猪熊 私の会社では、赤ちゃんと一緒に働くという取り組みをやっていたの。小さな子どものいるスタッフが生後間もない赤ちゃんを職場に連れて来たり。その女性は、会社で働くうちに「子どもに誇れる背中を見せたい」と自信をつけることができて、自分の会社を起業するキッカケにもなったの。

今でも、私たちが子どもの面倒を見たり、子どもの発表会を見に行くなど家族のような関係を続けています。

日本の女性は「子育ては自分でやらなきゃいけない」という感覚が強いけど、そういう血の繋がっていないサードファミリー的な関係を大切にすれば、例えば将来、私が子どもを産んだとき、お互いに助け合えると思っていて。

うちの会社に来ていた子どもたちはどう感じているかというと、私のことを「ママの友達じゃなくて自分の友達」だと思っているみたいで(笑)。そういうつながりって、面白いじゃない? だから、家族と他人の境界線がしっかりしているこの日本で、そこをいかにゆるくするかという社会的な試みを今後も続けていきたいと思っています。

起業は目的ではなく手段である

猪熊さん

――起業家の先輩として、起業を目指す女性読者へアドバイスをお願いします。

猪熊 「起業は目的じゃなく手段である」、というのがとっても大事なんです。中には起業が目的化している方もいるけど、それでは続かないし、自分自身や周囲もあまり幸せにできないケースが多いです。なぜかというと、事業がうまくいかなくなったとき、「それでもやりたいのかどうか」を何度も問われるから。「本当にやりたいこと」がわかっていれば続けられるけど、そうじゃない場合は心が折れちゃう。

まず、自分がどういうことをしたいのかが先にあって、そのやり方の一つが起業なのかもしれない。あるいは今の会社でも、転職でも、フリーの人とのアライアンスを組みながらできることなのかもしれない。その中で、より自分らしく価値を発揮できる最善のカタチが起業であるならば、私は応援したいと思います。

あとは、やりたいこととやり方に、矛盾がないか。起業がそもそも合っているのかどうかもしっかり見極めてほしいですね。それらを踏まえて「やりたい」と判断されたのなら、起業をオススメしたいと思います。

七尾 起業する際、みんなお金の心配をしがちです。でも意外とこの国って、失敗しても大丈夫なようにサポートしてくれる制度がたくさんあって。

例えば私の場合は、政策金融公庫とかから借り入れをして最初は経営をしていたんですが、それって無担保無保証だったりするから、万が一返せなくなっても、会社さえ潰せばなんとかなる。自分はその後も普通に生きていけるんです。

なので、そんなに怖がらなくても大丈夫。もっと安心して起業に挑戦できるんだよ、ということを助言したいです。

「投資家になりたい」「社会を変えたい」それぞれの夢

美人起業家

――それでは最後に、おふたりのビジネスにおける夢をお聞かせください。

七尾 私は単純にビジネスが好きで、ゲーム感覚で今もやっているんですけど、目標としては投資家みたいな存在になるのが目標でもあります。自分の好きなビジネスにどんどんお金を出して、いろんな事業を同時に進めたい。

今はそうなるための経験値・人脈・資金を作っている段階です。もし10年先、20年先に夢が実現したとしても、奢ることのない、謙虚な女性でいたいですね。

猪熊 私が事業を通じてやりたいことは、お金を稼ぐことじゃなく、社会を変えること。女性という文脈でいうと、自由に豊かに生きられない人もまだまだ大勢いるので、今の段階では私の夢が実現できているとは言えない。

だけど最近では、女性だけじゃなく男性も大変なんだなと思い始めたので、だんだんテーマが人間全体に広がり、野望も大きくなってきていて(笑)。

なので、女性に向けた事業を通じて社会を良くしていくことと、男性や子ども、日本人だけじゃなくグローバルな視点でも、心の豊かさに対する課題に取り組んでいきたい。当然、自分の力だけでは足りないので、色んな人と協業し、いかに仕組みとして世の中に残すか。そして、いかに世の中を変革していくか。それが生涯のテーマですね。

七尾 人生100年時代。私は長生きしたいし、生きている間はずっと働いていたいんですけど、真理子さんは何歳まで生きたいですか?

猪熊 考えたことないけど、よく寝るから長生きすると思う(笑)。でも今日死んだとしても後悔はないかな。その瞬間その瞬間の「Do my Best(自分の最善を尽くす)」。最善を尽くしても想定外のことは起こるから、想定外のことは仕方がない。自分が誰かの役に立てる間は最後の瞬間まで、誰かの役に立っていたいですね。

――本日はありがとうございました!

取材・文=岡林敬太/撮影=藤井由依

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