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成長するために必要なこと

2018年12月17日

広がる副業。「週末モデル」は「凄すぎないロールモデル」を増やす?

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下田奈奈さん

副業やリモートワークなど、ワークスタイルの多様化が進むなか、2017年12月にリリースしたあるサービスが注目を集めている。女性の新しい働き方を応援するモデルキャスティングサービス「週末モデル」だ。

リリースから約一年で、登録モデルは1000人を突破。「週末モデル」とは一体どのようなサービスなのだろうか。

プロフィール 中村 洋太BizTERRACEマガジン副編集長
プロライター。旅行情報誌の編集とツアーコンダクターを経て、ライターとして独立。これまでに自転車で西ヨーロッパ一周、アメリカ西海岸縦断、台湾一周達成した他、東海道五十三次600km徒歩の旅も。詳細のプロフィールはこちら プロライター。旅行情報誌の編集とツアーコンダクターの経験を経て、ライターとして独立。詳細のプロフィールはこちら

OLとして働きながら、モデルの仕事ができる

少し前、Facebookのタイムラインに流れてきた、とあるインタビュー記事に衝撃を受けました。

紹介されていたのは、「バイクレーサー×中国語通訳×モデル」という3つの肩書きを持つ女性。こんな異色の掛けあわせで働いている方がいるのか、と驚いていると、そのWebサイト上にはほかにも「看護師×モデル」「プロデューサー×モデル」などユニークな掛けあわせで仕事をする多彩な女性たちがいました。

共通していたのは、彼女たちが皆「週末モデル」に登録しているモデルであるということ。どうにも気になってしまい、同サービス広報部長の下田奈奈さんにお話を伺ってきました。

中村洋太さん

下田 奈奈(しもだ なな)

1992年生まれ、神奈川県出身。学生時代、ティーン雑誌「ラブベリー」のモデルや「ZIP!」のリポーターなどのタレント活動を行い、「明治ガールズコレクション2012」にてグランプリ受賞。大学卒業後は、不安定な芸能界を目の当たりにしていたことで、どんな環境でも柔軟に生き抜いていく力を養いたいとベンチャー企業へ就職。営業、広報などの経験を積み、現在はモデルキャスティングアプリケーション「週末モデル」の広報部長を担当。

――「週末モデル」とは、どんなサービスなのでしょうか?

「『平日、OL。週末、モデル。』をコンセプトに、普段の仕事と両立してモデル活動をする女性と、魅力的なモデルを探している企業を結ぶモデルキャスティングサービスです。
サービス開始から約1年が経ち、約1000名のモデル、約250社の企業に登録していただいています。

モデルは未経験の方から過去にプロとして活躍していた方、SNSで多くのフォロワーを持つインスタグラマーなどさまざまです。20代、30代の女性を中心に10代〜50代の幅広い層の方が多数在籍しています。本業を持っている方の登録が多く、本業とモデル活動を両立させたい女性が、空いた時間を活用してタレント活動を行えるような新しいライフスタイルの形を提案しています」

中村洋太さん

これまでは、職業モデルになるか、モデルの道は諦めて普通に働くか、どちらか一方を選ぶしかありませんでした。しかし「週末モデル」の登場により、一度はモデルの道を諦めてしまった人でも、現在の仕事と両立させながら副業として活動できるのです。

『週末モデル』になることで、SNSのフォロワーが増え、自分の夢に繋げている方々もいらっしゃいます。ステップアップの手段として、どんどん活用していただきたいです」

――企業にとっても、「週末モデル」を利用すれば安価にモデルを活用できるわけですよね。お仕事内容としては、どのような案件があるのでしょう?

「広告のお仕事が多いんですけど、中でもWeb動画の広告が多いです。プロのモデルを使うほどじゃないけど、身近にいそうな綺麗な人が必要みたいな需要が多いというのと、Webサイト系の撮影とかも多いですね。

例えば、ホテルのWebサイトで使う写真とか、メディアで使うような働くビジネスマン風の写真とか。ハワイへ行って、旅行している風景のプロモーション動画とか、そういうのも多いですね。私が最近受けた案件は美容クリニックのナース役です(笑)」

――下田さん自身も「週末モデル」なんですね!

「社会人になってからは、タレント活動を封印していたのですが、ここ最近は自分もユーザとして利用するようにしています」

実は下田さん、小さい頃から芸能活動をしていて、大学生の頃は日本テレビ「ZIP!」のリポーターなども務めていたそう。

「ユーザの立場になることで、モデルの気持ちも分かるようになりますし、サービス改善に繋がっていきます」

中村洋太さん
オフィス内にはモデルの宣材写真を撮影できるスペースも

「パレットキャリア」で誰もがロールモデルに

週末モデルには、「週刊シュウモ」というオウンドメディアがあり、副業を認めている企業の訪問レポートや、「パレットキャリアのすすめ」という連載記事に力を注いでいます。

下田さんが名付けたという「パレットキャリア」とは、パレットで好きな色を掛けあわせるように、色んな職業を掛け持ちしながら働く生き方のこと。冒頭で紹介した「バイクレーサー×中国語通訳×モデル」の彼女も、まさにパレットキャリアの代表例です。

中村洋太さん

この生き方は、教育改革実践家である藤原和博さんが提唱する「100万分の1の人材になろう」という話にも通じる部分があります。

これは3分野で「100人に1人」の存在になれれば、結果としてこの3つをかけあわせて「100万人に1人」の希少性をゲットすることができる、という話。実際、バイクレーサーで、中国語通訳ができて、モデルもできるという人材は、100万人に1人もいないのではないでしょうか。

「すでに1,000人の『週末モデル』がいるので、それだけでもかなりの職業の方がいらっしゃいます」

今後さらに、「○○×モデル」というパレットキャリアで生きるオンリーワンの女性たちが増えていくでしょう。

――下田さん自身は、「週末モデル」というサービスの普及を通して、世の中にどんな想いを伝えたいのでしょうか?

「『週末モデル』というサービスを通して、多くの人に『自分もロールモデルになれるんだ』って思ってほしいんです」

――自分もロールモデルに?

「今、ロールモデルとしてメディアに取り上げられる女性って、やっぱりすごい方ばかりじゃないですか。なかなか真似できないようなレベルの方々がロールモデルとして紹介されている気がしていて。

そういう方々はもちろん素晴らしいんですけど、必ずしも目指さなくてもよくて。『自分は自分らしく、こう頑張ればいいんだ』と思ってもらうために、パレットキャリアという色々な人の生き方を、紹介したいなと。

副業にチャレンジしてみたくて『週末モデル』をやっているOL、子育ての息抜きで『週末モデル』をやっている主婦など、そういう『凄すぎないロールモデル』を取り上げたら、これなら私にもできるかも、って思ってもらえるんじゃないかなって

中村洋太さん

「週末モデルは」、単なる副業サービス、単なるモデルキャスティングサービスではなく、「女性の新しい働き方を応援する」サービス。下田さんの想いを通して、その理解が深まりました。

文・写真:中村洋太

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