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2018年12月27日

ソフトバンク社内「副業イベント」に潜入! 副業社員の実態とは!?

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「Smart & Fun!」というスローガンの下で進められているソフトバンクの働き方改革。そのさまざまな取り組みのひとつとして、2017年11月より「副業の解禁」がスタートしました。

しかし、「実際に副業をしている社員はどの程度いるのか?」「どんな副業をしているのか?」など、気になる点が多くあります。

そんな折、「副業解禁」から1年が過ぎた11月のプレミアムフライデーに、「プレ金交流会 〜ソフトバンクの副業を知る〜」と題された社員向けイベントが開催されるという情報を入手。社内の副業経験者による発表もあるというので、イベントに潜入してきました。

プロフィール 中村 洋太BizTERRACEマガジン副編集長
プロライター。旅行情報誌の編集とツアーコンダクターを経て、ライターとして独立。これまでに自転車で西ヨーロッパ一周、アメリカ西海岸縦断、台湾一周達成した他、東海道五十三次600km徒歩の旅も。詳細のプロフィールはこちら プロライター。旅行情報誌の編集とツアーコンダクターの経験を経て、ライターとして独立。詳細のプロフィールはこちら

すでに300名以上の社員が副業を経験!

中村洋太さん

会場はほぼ満席。120名の参加者がいて、その内訳は16名が副業経験者、17名が副業申請中、そして残りの87名が副業に興味を持っている社員とのことでした。

さらに人事部門からの発表でわかったのは、今年9月の時点ですでに社員366名の副業申請の認可が下りているということ。全体の社員数が多いとはいえ、これだけの数の社員が副業している会社というのは日本で唯一なのではないでしょうか。

ちなみにソフトバンクの副業は認可制になっており、その基準として、


①本業に影響を与えないこと
②本人のスキルアップや成長に寄与するもの

の2つが挙げられています。

中村洋太さん

人事本部長の長崎さんは冒頭の挨拶で、

「申請のあった副業を見ると、非常によい中身のものが多かった。副業はスキルを活かせる場であり、収入も得られ、なおかつ外で習得したスキルを社内に持ち帰ってきてもらえるので、会社にとっても嬉しいこと。まさに三方良しの制度だ。

と話しました。

社外講師として登壇したのは、税理士の高橋創さん。

「確定申告はどういう仕組み?」
「副業として認められる経費は?」
「借入は可能か?」

など、副業初心者が気になるポイントを解説しました。

確定申告の経験がない会社員にとっては、特に知りたい内容ですよね。

中村洋太さん

副業がまさかの展開を生んだ例とは!?

そしてここからがイベントのメイン。

4名の副業経験者が順番に登壇したのですが、これが面白かった!

まず、人事本部の岩月優さんは、自己理解研修講師、キャリアコンサルタント、ストレングスファインダー研修講師などの副業をされていて、非常勤講師として電気通信大学でキャリアデザイン科目の授業に登壇したり、研修会社からの講師派遣業務をされていたり。

中村洋太さん

勉強会やフォロー研修にたくさん参加し、専門性が高まったことで一目置かれる存在に。そして副業が会社公認となったことで仕事が舞い込むようになったそうです。

副業しようとしている社員へのアドバイスは「専門性を高めて自分のブランドを高めること」。

「副業によって自分自身の成長を感じ、新しい社外人脈もできた」という言葉も印象に残りました。

IT本部の杉村亜矢さんは、なんとヨガインストラクター

中村洋太さん

趣味でヨガを始めたのがきっかけで、指導者になるためのコースも修了し、見事インストラクターに。

副業をする上で大切なことは、「その仕事が好きなこと、余裕があること」。

そして「成長を感じられる場所は自分で作る」ことが重要だとも。

法人事業戦略本部の雨宮樹里さんは、中1のときにAppleのPCを買ってもらったことがきっかけで、PC壁紙製作やスナップ写真の装飾などにハマったそう。

中村洋太さん

そして副業でグラフィックデザイナーとして活動。案件獲得にはランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングを使っているそう。

驚いたのは、彼のTwitter。某有名アイドルのファンアカウントで、フォロワーは5万5000人。非営利でスマホ・PC用の壁紙作りをしています。これまでに作成した壁紙は、なんと1640枚!

「タイポグラフィ、色彩、レイアウトなどを実戦で徹底的に磨いた」と話します。ついにはそのアイドルが公認する団体から案件を受注。

仕事で関われたという喜びを噛み締めていらっしゃいました。この驚きの展開には、参加者からも温かい微笑みが(笑)

好きなことを仕事にして、それで突き抜けると、やっぱり人にも感動を与えるのですね。

中村洋太さん

副業での活動が社内でも知られるようになり、ロゴの制作を依頼されるようになったり。社内では無料で引き受けているそうです。

アプリケーション技術本部の鶴長鎮一さんは、副業で技術系書籍・雑誌の執筆、さらにサイバー大学の講師も務めていらっしゃいます。

中村洋太さん

・もともとスタートアップ出身のため、個人的に仕事が頼まれることが多かった
・小さな会社で何でも一から作っていたため、知識が蓄積した

などが副業をするようになった背景。

2000年代初頭の技術本ブームもあり、書籍執筆の呼びかけがメーリングリストに投稿され、応募。執筆をきっかけに、次の仕事の依頼をいただくようになったそうです。

中村洋太さん

「(副業で活躍することで)ソフトバンクにもこんなエンジニアがいると思ってほしい」

とおっしゃっていました。これは、会社にとって非常に嬉しい言葉ですね。社員が副業で活躍することは企業のPRにもつながるのだと感じました。

副業のメリットがたくさん出てきましたが、やはり共通していたのは、

・新しい人脈ができた
・お金が稼げる
・好きなことだから楽しい
・成長につながる
・副業のスキルが本業にも生きる

などでしょうか。

4名の登壇者の話に参加者たちはよい刺激を受けたようで、イベント後の交流会も大変盛り上がっていました。この中から、またユニークな副業で盛り上げてくれる社員がどんどん生まれるといいですね!

文・写真:中村洋太

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